調査研究


ふたごラボってどんな研究?

どうやって研究しているの?

多くのふたごの皆さんにご協力いただいています。

性格や知性に、どのくらい遺伝の影響があって、どのくらい環境の影響があるのか。ふたごラボが目指している研究を行なうためには、とても多くのふたごの皆さんの協力が必要です。具体的には、数百組のふたごの方々にご協力いただく必要があります。

なぜそんなにも多くの方の協力が必要なのでしょうか?それは、数十組程度のふたごの方々を調べただけでは、本当に一卵性のふたごペアの方が、二卵性のふたごペアよりもよく似ている(遺伝の影響がある)のか、たまたまよく似ている一卵性ペアばかりが集まってしまったのか、科学的な判断ができないからです。

これは統計学の性質によるもので、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ諸国でふたご研究しているところでは数千組から万を超すふたごの方のデータをもとに研究を行っています。

どうやってふたごを探しているの?

協力していただくふたごの方を探すために、私たちの研究グループでは2つの方法を使っています。

住民票の閲覧

1998年から2002年、2004年から2006年にかけて、研究グループのスタッフが自治体に出かけ、住民票を閲覧させていただき、生年月日の同じごきょうだいがいらっしゃるご家庭の情報を集めさせていただきました。今回、郵送にてふたごラボへのご参加をお願いした方々の多くは、このような形で探させていただいた方になります。

Webでの募集

ふたごラボでは新たに、Web上でふたごラボの研究にご興味をもっていただいた方にも、ご協力をお願いしています。ふたごラボへの協力者として登録していただくためには、何ら費用はかかりません。また、登録したからといって、調査や実験への参加が強制されることも一切ありません。「参加してみようかな?」と思っていただけたら、まずは登録をお願い致します。

二卵性のふたごの皆さんの協力が欠かせません!

「ふたごの研究には興味があるけど、自分たちは二卵性のふたごだから...」「研究者はけっきょく似ているふたごに関心があるんでしょ」と思われている方々はいませんか?

ふたごラボでの研究には、同性ペア、異性ペアを含めた二卵性のふたごの方々の協力が欠かせません!二卵性ペアの方々と一卵性ペアの方々の両方のご協力があってはじめて、さまざまな性格や態度が似たり似なかったりする原因(遺伝と環境の影響)を調べることができるのです。詳しくは「どうしてふたごの研究をしているの?」をご覧ください。

ふたごラボでは、二卵性のふたご、似てないふたごの皆さんのご協力を、心よりお願い申し上げます。

これまでどれぐらいの人が協力してきたの?

ふたごラボの母体となっている、慶應義塾双生児研究(KTP、KTS)と首都圏ふたごプロジェクト(ToTCoP)では、2008年8月現在までに、5000組を超えるふたごの皆さまにご協力をいただいております。

どうやって調査をしているの?

オンライン調査

ふたごラボでは基本的に、インターネットのWebサイト上で、質問に回答をしていただく形で調査を行っております。回答はSSLという技術を使って暗号化しておりますので、情報の漏洩にはご安心ください。

郵送調査

インターネット上での調査が難しいものについては、郵送にて調査用紙をお送りして、回答をお願いすることもあります。

来校調査

心理学では、パソコン上でゲームのようなものをしていただくことで、実験をすることがあります。このような実験の場合には、ふたごラボスタッフの所属する研究機関(大学)までお越しいただいて、ご協力いただくこともあります。

これら全ての調査について、参加が強制されることは一切ありませんので、ご安心ください。

調査結果はどのように発表されるの?

専門家に向けた発表

ふたごラボでの研究結果の多くは、まずは専門家(研究者)に向けて発表されます。例えばこれまでに私たちふたごラボのスタッフは、以下のような学会や専門雑誌で、研究結果を発表してきました。

学会
専門雑誌

これまでの研究発表のリストは、慶應義塾双生児研究(KTS)のページをご覧下さい。

なぜ専門家に向けて発表するの?

なぜ専門家に向けて発表する必要があるのか、どうしてすぐに世間一般に向けて結果を発表しないのか、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれは、私たちふたごラボスタッフの考えていることが本当に正しいのか、何か考え違いをしていないのか、他の研究者からチェックを入れてもらうために、必要な手続きです。

例えばふたごラボでご協力いただいたデータから「性格には99%遺伝の影響がある」という結果になったとしましょう。これまでの研究から、性格に99%もの遺伝の影響が出ることは、考えられないことが分かっています。ですから、これが本当だったら大ニュースです。

そこですぐに、例えば新聞社やテレビ局を通じて、この結果を発表したらどういうことになるでしょうか。そしてその後で、データの分析方法に重要な間違いが発見されたとしたら...。

科学的に「正しい知識」とは、客観的にみて正しい知識です。そのような知識を得るためには、「ふたごラボのスタッフはこう思う」というだけでなく、同じ問題に興味をもっている他の人たち、すなわち専門家たちの冷静で客観的な意見を聞く必要があります。そのためにも、まずは専門家に向けて結果を発表していくことが必要なのです。

ふたごの方々への報告

ふたごラボの母体である慶應義塾双生児研究(KTS)では、調査にご協力いただいている方々に向けてニュースレターをお送りしております。過去のニュースレターは、KTSのページからご覧いただくことができます(PDFファイルになっています)。

一般の方々への発表

学会や専門雑誌から得た客観的意見を踏まえた上で、一般の方々にも、研究結果をお伝えしていきたいと考えております。ふたごラボのスタッフはこれまで、書籍や、書店で手に入る雑誌への寄稿という形で、研究結果をお伝えしてきました。

書籍
一般向け雑誌

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